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普段は施工している現場を紹介しているこのページですが、今回は趣向を変えて自社の作業場にある立て引き小屋の設備を紹介していきます。 現場で使われているベニヤはほぼ全てがこの小屋でにある立て引きを使用してカットされています。
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こちらは反対側の写真です。 加工スペースに使用されます。
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こちらは小屋の内部の様子です。 立て引きの機械が3台並んで設置されています。
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こちらは台のこという物です。ベニヤを直線で切る事が出来、持ち運びが可能なので現場へ持って行って使用する場合も有ります。
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こちらは正面から台のこを撮影したものです。 機械の高さは2m以上有り、1800ox900oのベニヤを長手方向でも切断可能です。
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こちらはベニヤを切断する際に材料を押さえつけて固定する部分です。 空気圧を利用して稼働します。
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こちらはベニヤを切断する時に寸法を測る為の目盛りです、上、真ん中、下の3列が有ります。
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目盛り部分の写真です。 この目盛りにはガイドが付いており、立て引きの丸鋸からの距離が付いています。
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写真左下に見えるのは操作ペダルで、このペダルを操作する事で材料を押さえ、丸鋸で切断するという動作をオートで実行します。
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丸鋸部分の裏側の写真です。 中央部に見えるのが丸鋸で、透明なホースは集塵機に繋がっており切断時の木くずが散らからないようになっています。
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こちらはコンプレッサーという圧縮空気を作る装置です。 立て引きは電気だけではなく空気圧も利用して動くのでこれがないと使用できません。
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こちらはコンプレッサーの空気を直接噴射するもので、ガンと呼ばれています。立て引き本体の上に積もっていく木くず等を吹き飛ばすのに使用します。
今回紹介した物は普段はなかなかお見せする事が有りませんが、型枠工事という仕事の中でも重要な部分を占めています。 手入れを怠らず大事に使っていきたいですね!
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【元請名】 日本国土開発株式会社 【型枠数量】
約 16,000 u 【現場名】 磐田市内某マンション 【構
造】 RC造9F 【工 期】 2013年3月 〜 2014年3月
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今回紹介する現場は磐田市内で施工中のRC造のマンションです。
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この物件は地上9階建ての大 きな建物です。 写真は基礎の型枠を施工して いる時のもので、根切り深さは 約3m程有ります。
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左の写真は鉄筋が箱のように 組まれているのですがこの上 でどのように作業をするのかと いうと・・・ ベニヤを敷いて作業スペースを確保する事で作業が出来ます。
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こちらはコンクリート打設後に型枠を解体した躯体の様子です。画面中央の奥に見えているのは箱のように鉄筋が組まれていた部分です。
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基礎の部分を見て行くと、直径 60センチほどの穴があけられ ていました。 これは人通孔で、人や物が通 る為に使ったりします。
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こちらは一部ラス型枠を使用し ています。 今まで紹介してきた所では埋 める所ばかりでしたが、コンク リートを打ち継ぐ場合にもこの 様な使い方をします。
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こちらはペコビームという材料 です。 スラブ(床や天井)を張る時に 使用します。
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ペコビームを使用している場所の写真です。 梁の型枠や端太角に端部を掛けて使用します。 ペコビームを架けた後にはスラブ用のベニヤを張って行きます。 今後もしばらく続いていく物件ですので、現場がまた進みましたら更新をしていきます!
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【元請名】 株式会社中村組 【型枠数量】
約 350 u 【現場名】 浜松市内某診療所 【構
造】 S造基礎 【工 期】 2013年4月 〜 2013年10月
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今回紹介する現場は浜松市内で施工中の鉄骨造の診療所です。
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この物件は鉄骨造の建物の基礎です。 撮影時は脱枠後すぐの段階でベースと地中梁までが施工されています。
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今回の基礎では一部に斜めに接合する梁が有ります。 写真の奥の方に見えているのが斜めの部分です。
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斜めで繋がっている部分を近くから撮影した写真です。 右手前が斜めにつながっている地中梁で、他の梁は柱基礎に直交しています。
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こちらは梁の部分に欠き込みが作られています。 これは配管を通すスペースを確保する為に設けられました。
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この地中梁は途中の1カ所に段差が有ります。 配管のスペースを作る際とほぼ同じ施工法で作られています。
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こちらは型枠工事で使用されるC型のセパレーターです。 脱枠後には余分な部分を折ってしまいます。
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工事現場ではよく見られる『立馬』というものです。 今回は敷地に余裕が無い為、現場内の通路確保に使用されました。
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その他にも通路として使用される板が有り、通称で『道板』と、呼ばれています。 今回は木製の物ですが、アルミ製の道板も有ります。
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また、場内に安定して材料を置けるスペースが少なかった為、材料を置くためのステージも用意されました。
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今回は特殊な形状の建物では無いものの建物の周りの敷地に余裕が有りません。 こういった敷地では人や物の移動や、職人の作業するスペースをうまく確保する事が 安全性や作業性を良くするのに必要不可欠なポイントとなりますね!
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【元請名】 株式会社近藤組 【型枠数量】
約 6,400 u 【現場名】 愛知県内某スポーツ施設 【構
造】 RC造 【工 期】 2012年9月 〜 2013年3月
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今回紹介する現場は愛知県内で施工をしたスポーツ施設のプールです。
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こちらはプールの中の手摺です。プールという特殊な場所なので角が出来ないよう丸い形状に施工をします。
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今回この形状を型枠で作るために使用した材料はボイド管という厚い紙で出来た型枠材です。
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ボイド管はノコギリ等で加工が出来、写真のように斜めにカットする事も出来ます。
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斜めにカットしたボイド管の端部に桟木を取り付けて通常の型枠材と繋げます。
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同じように角度を合わせてカットしたもう一つのボイド管を繋げ、斜めの形を作ります。
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型枠内部の接合した部分には隙間が出来ないようにテープを張っています。
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円筒状の物を作る為、上部にも同じようにボイド管を使用して型枠を作ります。
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この様にして型枠の形状は出来上がりましたがこのままではコンクリートを打つことは出来ません。
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今回のような特殊な形状の型枠であってもパイプを取り付けて締め方をしていきます。
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今回はアイビー等の金物で固める事が出来ない為チェーンを使用して型枠を締め固めています。
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これを全ての箇所で行い、支保工の完成です!
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写真右奥に有るアール部分で使用しているのは形成ベニヤという物です。 手前の側溝にはボイド管が使用されています。
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【元請名】 中村建設株式会社 【型枠数量】
約11,600 u 【現場名】 浜松市内某工場 【構
造】 S造 RC造 【工 期】 2012年12月 〜 2014年1月
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今回紹介する現場は以前にも紹介しているこちらの現場です。 あれから約2ヶ月、施工は進み現在は地上部分を施工中です。
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今回の撮影は型枠の解体中でしたので、脱枠された型枠が使用された壁面に置かれていました。 この型枠は約3mの高さが有ります。
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こちらは建物内の機械基礎になる部分です。 写真の中央奥には部屋が有るので壁の立上りも施工されています。
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この現場でもラス型枠が一部使用されており、今回はコンクリートの打継ぎをする個所に使用されました。
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こちらは建物内にある焼却炉の写真です。 大きな空間が作られています。
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焼却炉の中はさらに深い所もあり、写真の奥側が焼却炉の内部になります。
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こちらの写真では、鉄骨が建っていますね。 この部分は後からでは建てる事が出来ない為、先に建てられています。
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この写真で壁面に小さなネジが見えていますね。 これはPコンという物です。
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Pコンは壁の厚みを確保するセパレーターという金物の端部に取り付けられるもので、脱枠後には取り外してしまいます。
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Pコンを取り出した穴は左官職人に埋められ、コンクリートの建物でよく見られるあの丸い模様が出来上がります。
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【元請名】 須山建設株式会社 【型枠数量】
760 u 【現場名】 磐田市内某福祉施設 【構
造】 S造3F 【工 期】 2012年10月 〜 2013年3月末
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今回紹介する現場は以前に紹介したこちらの現場です。 型枠工事は終了し左官工事を残すのみとなっています。
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以前紹介した際にも触れているラス型枠です。 現在はコンクリートが入り柱も建ち、上部まで施工がされています。
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敷地内の地面にはまだ舗装がされていない為、今でもラス型枠の見えている部分が有ります。 舗装まで完了すれば地面の下に埋まってしまいますのでご安心を。
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地面に埋まってしまう部分にはラス型枠。 地上に見えてコンクリートが必要な部分には通常の型枠。 役割分担がきちんとされています。
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今しか見られない場所という事で3Fの屋根の写真です。 こうして見てみるとプールの様に見えますね。
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こちらの外壁から突き出した鉄骨は、階段を取り付ける為の物なんだそうです。 建設現場では普段見慣れた物でもこれは何だろう?と思ってしまいます。
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現場内の廊下です。 自分たちの関わった建物がこうして形になっていくのを見るのは嬉しいものが有りますね!
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最後になりますがこの建物は最近テレビでも話題になるサ高住です。 建設業は世の中の流れや生活スタイルに直結する業種です。 こういった施設の建設に係わると、高齢化社会というものを肌で感じますね。 自分たちの関わった建物、施設が社会を形作り、様々な人たちの役に立っていく。 建設業の素晴らしい所の一つですね!
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